食育は子どもの世界を広げる【ふじこせんせい】

子育てはうれしいことや楽しいことばかりではなく、ときには悩んだり、孤独に感じることだってあります。

家族みんなが笑顔で心身ともに健康で過ごすためにも、ときには何かに頼ることも大事。

「the kindest mama」は、育児や家事、仕事を頑張る人たちのストーリーを通じて何かに頼ることへのネガティブな想いを減らし、愛するわが子の身体と心、家族の絆をつくる食育の大切さを伝える、世の中のママパパを応援するインタビュー企画です。


今月の「the kindest mama」は、2児の母で、YouTubeやInstagramで子育てにまつわる情報を発信する元保育士の「ふじこせんせい」さん。

子育て編では、YouTuberになった経緯についてご紹介。
今回の食育編では、子育てで大変だったことや、「ふじこせんせい」さんが考える食育について語っていただきました。

━━━ 食育の重要性を認識している方は多いと思うのですが、ママパパは日々忙しく、思うように取り組むことができない現状があると思います。ふじこさんも実際に母親になって大変だなと思ったことはありましたか?

ふじこせんせい: やっぱり、保育と子育ては違うなと実感しましたね。とにかく毎日時間がなくって。

第一子を妊娠しているときは、仕事が手につかなくなったのが自分の中でかなりもどかしく感じました。
妊娠するまでは毎日YouTube更新していたのですが、気持ちはあるけど体が追いついてこないという感じでした。
加えて、ちゃんとおなかの子が育っているか不安で、精神的な負担は大きかったですね。

第二子の時は、妊娠中の子育てが想像以上に大変でした。
特につわりのときは、上の子と思うように遊んであげられず、「ごめんね」って思いながら毎日過ごしていましたね。

━━━ 葛藤がありながら日々過ごされていたんですね。自分が大変だなと思うとき、どのように乗り越えられましたか?

ふじこせんせい: 保育現場の経験から、自分に余裕がないと、子どもに寄り添ってあげられないことを分かっていたので、周囲に助けを求めるようにしていました。

体力的にきついなと思ったときは、パパに言って子どもを見てもらったり、宅配サービスを使ったりと余裕を持つことを常に意識していました。

あとは、物事に優先順位をつけるようにしています。
世の中には多くの情報があり、やった方が良いことややらなきゃいけないことがたくさんあります。

でもすべて完璧にする必要はないと思うんです。

子どもの命を守ることが第一で、それ以外は自分の体調や環境に合わせて進めていますね。
実際に授乳中に好きな海外ドラマを見るなど、一部妥協点を見つけていたこともあります。

━━━ すべて完璧にしようとすると自分を追い込んでしまいますよね。次は食育についてお聞きしたいんですが、ふじこさんが思う食育ってどんなことでしょうか?

ふじこせんせい:う~ん…答えになっているか分からないんですが、0歳からの食事はその子の世界を広げることだと思っています。

離乳食を食べてくれないと悩んでいるフォロワーさんも多くいらっしゃるのですが、
大人でも海外で見たこともない、どんな味かもわからないものを食べるのは躊躇しますよね。

赤ちゃんにとってはそれ以上に不安で未知の世界だと思うので、最初は食べてくれないのが当然と思っていて良いと思います。

そんな中でも世界を広げてあげるために、まずは親がおいしそうに食べている姿を見せてあげる。
赤ちゃんからすると「これって食べて良いんだな」になり、お互いにストレスもなくなると思っています。

1歳になると、実際に食材に触れたり、調理の一部分を一緒にしたりが良いと思います。
2歳になると好き嫌いが明確に出てくるので、そういう食べたくないという感情も大切に持ちつつ、おいしいって感じている人もいるんだよと教えてあげるようにしています。

月齢、年齢によって異なるのですが、子どもの世界を少しでも広げてあげることを念頭に食育を進めるのが良いと考えます。

━━━ なるほど!貴重なお話ありがとうございます。食育を進めていくにあたって社会がもっとこうなればよいなと思うことはありますか?

ふじこせんせい: マナーももちろん大切なんですが、子どもの発達を見守るように社会全体がなれば良いなと思います。

まずは食事の大切さを0、1歳の子がどこまで理解できるのかを考えてほしいです。
食事中にスプーンを投げる、椅子のうえに乗る、コップの水をぶくぶくしちゃうみたいなことをしたときに、
「あれもだめ、これもだめ」と叱ることが逆に子どもの世界を広げるチャンスをうばってしまうことにもなると思うんです。
親としても叱らなきゃと思うとしんどいですよね。

何しても良いとは違うとは思うんですけど、水をぶくぶくしていたときに「そんなに口の筋肉発達したんだな」と、それすらも発達の一つなんだと思うようになれば気持ち的に楽になると思います。
どうしてものときは、叱るじゃなくて、冷静に教えるに変えると良いのではないかと思います。

とはいえ、外食の時など周りの目があるとそうもいかないこともあるので、そっと隠してできないような環境を作るというのも手かもしれませんね。

━━━ 勉強になります!最後に毎日がんばるママパパにメッセージをお願いします!

ふじこせんせい: 自分の生き方の中の一部分として、「育児」を捉えてもらいたいです。

なにか一つでつまずいたとしても、プラスの面にフォーカスして、自分で自分を満たしてあげるというのが大切じゃないかと。
笑顔で心穏やかに生きるのが一番良いとは思いつつ、子育ての中では難しい。

「頑張りすぎないことを頑張る」というのがやっぱり重要だと思います。

私の投稿は意外と特別なことはなくて、すごい知育やすごい子育て方針があるわけでもありません。
内容を見て「これでも良いんだ」と思ってもらい、

肩の力を抜いて子どもに向き合っていっていただけたらうれしいです。


<プロフィール>
ふじこせんせい
保育士Youtuber

愛媛県出身。保育所で働いた後、「保育士YouTuberふじこせんせい」として、保育者、子育て家族ら子どもとかかわる人に向けて情報を発信している。SNS総フォロワー10万人以上。保護者向けの講演会に登壇するなど活動の幅を広げており、著書「考え方ひとつで毎日が変わる ふじこせんせいのもっと保育を楽しむためのアドバイス100」を出版している。

▶️Instagram: fujico143cm
▶️YouTube :ふじこせんせい
▶️Twitter :@fujico143cm

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