カインデストの味づくりには、たくさんの工夫とこだわりが詰まっています。
今回は、開発者であるフレンチシェフ若松さんと、パティシエの菊地さんに、
2026年春の新商品のこだわりについて伺いました。
新商品① もぐもぐジュレ
Q. まずは、「もぐもぐジュレ」から伺います。開発において、味わいや素材の組み合わせのポイントについて教えてください。
若松: 子どもが好きなみかんとりんごに、野菜を組み合わせた商品を作ろうということでスタートしました。「りんごとお野菜」はりんごと根セロリの組み合わせですが、フレンチでは普通にサラダとかで合わせるんですよ
ただ、セロリに関してはいきなり子どもに食べさせるって結構ハードル高いですよね。
苦みとか味が強すぎるので、今回は風味がマイルドな根セロリを入れることにしました。
子どものセロリ体験のスタートとしてはいいんじゃないのかなと。
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Q. もぐもぐジュレは、果肉がたっぷり入っていますよね。
若松: 今回は果物の香りがしっかりと感じられる商品に仕上げたかったので、果肉を多く入れることにしました。
果肉をしっかり入れてあげれば、そこを噛めば果汁が出てくるので、香りや味を感じられる。
もちろんその分コストは上がりますが、ちゃんと果物の味が感じられる量が入ってなかったら
何の意味もなさないですから、意味をなす量を入れてます。
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Q. 果物の香りを立たせるためだったのですね!その他に、今回の開発において苦労された点を教えてください。
若松: 苦労したとこで言ったら「硬さ」ですね。
寒天をベースとした原料で硬さを出していますが、
「こういう食感にしたい」と原料そのものをオーダーして、オリジナルで作ってもらってるんです。
ジュレなので、スプーンですくった時に落ちてしまうと汚してしまいますし、
子どもも泣き出しちゃったりするので、スプーンに乗って落ちにくい状態の硬さにしています。
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Q. お子さまも食べやすい硬さに調整されているんですね!では、the kindestとしてこだわり抜いたポイントを教えてください。
若松: 配合がかなりリッチだと思いますね。水分量が少なくて、40〜50%弱がジュースだったり果肉だったりします。
やっぱり、みかんだって言ってみかんの味しなかったら味覚体験には繋がらないと思うので、
カインデストはしっかり香らせることにこだわってます。
新商品② くだものピューレ
Q.続いて、「くだものピューレ」について質問させていただきます。
今回は5ヶ月から食べられる果物商品ということで、味わいや食感で特に重要視したポイントは何ですか?
菊地:ポイントとしては、「柔らかさ」、「糖度」、そして「余計な添加物を使わないこと」の3点です。
特に「柔らかさ」については、赤ちゃんへのあげやすさと口溶けの良さを両立させるため、試作を繰り返しました。
Q. 「柔らかさ」については、どのようなこだわりがありますか?
菊地:「崩壊性」を意識していました。
ピューレを液っぽくすると、開けた時にドロッと出ちゃってお母さんの服を汚したり、
汁が飛んだりする。スプーンであげる時もこぼれやすくてあげづらいんです。
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だからといって硬すぎても口溶けが悪くて味が感じづらくなります。
口溶けが良いと、より鼻に抜ける香りとかもしやすい。
つまり「最初は固まってるけど、解したらピューレ状になる」柔らかさです。
Q. ママパパの扱いやすさと実際の口溶けまで意識されてるんですね!実際に味わいを作る上で、大切にされたことはなんですか?
菊地:果物の品種は、なるべく香りが良く味が濃いものを選んでいます。
いちごのピューレで使用している「やよいひめ」は、通年で比較的甘味と香りが安定した品種です。
今回は若松シェフとりんごピューレの原料を作る工場さんにも直接伺い、
入念に香り・味わいを調整しました。

赤ちゃんにとって「はじめての果物」になるからこそ、
果物ならではの香りを感じられるもので体験いただきたいので、そこはかなりこだわっています。
また、甘さについても、一般に流通している果物の糖度を超えないよう、
果物そのものの甘さと極端に離れないように調整しました。
Q. 「はじめての果物体験」だからこそのこだわりが詰まっているんですね。
この商品を通じて、お子さまにどのような体験をしてもらいたいですか?
菊地:食べることそのものを好きになってほしいです。
「いちごって美味しいんだな」という記憶が残って、いちごそのものを食べようという好奇心につながったり、
食後の最後に「フルーツ食べよう」ってなるような、そんなきっかけになればいいなと思っています。
新商品③ まるまるリング kids
Q. 最後に「まるまるリングkids」について伺えればと思います。
「まるまるリング(9ヶ月〜)」のシリーズ商品として、どのような意気込みで開発に取り組まれたのでしょうか?
菊地: 1歳から食べられるスナックということで、よりおいしく感じられるよう、
幼児向けの適量な味つけをする方針になりました。
味付けの幅が広がったので、当時は「色々できるぞ」というワクワク感がありましたね。
Q. 幼児向けの味わいを作る上でのこだわりを教えてください。
菊地: 普通ならパフ(お菓子本体)を作った後に、
油を吹き付けて粉をまぶす「シーズニング」という手法で味を濃くします。
でも、カインデストでは酸化臭を避けるために油を極力使いたくない。
そうなると、パフを膨らませるための主原料(米など)の中に、
いかに多くの副原料(味の成分)を練り込めるかの勝負になります。
普通は数%しか入れられないところを「その2倍以上も入れてほしい」と、
製造を委託している山形の蔵王米菓さんに無茶なお願いをしました。
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副原料をたくさん入れると、機械が詰まったりパフが膨らまなくなったりするんです。
その「味わい」と「膨らみ(口溶け)」のせめぎ合いをずっとテストしていました。
Q. 油を抑える分、かなり試行錯誤された商品なんですね。
お互いにやったことのないレシピでしたが、蔵王米菓さんも真正面から向き合ってくれて、
議論しながら一緒に作っていきました。
一般的には3回くらいで終わる試作を、結果トータルで15回ほどやっています。
Q. 具体的なフレーバーづくりについてお伺いしたいのですが、練り込まれている「野菜パウダー」にもこだわりがあるそうですね。
菊地: 野菜パウダーは山口県の三笠産業さんのものを中心に使っています。
ここのパウダーは、味が格段においしいし発色もいいんです。
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実際、試作中に原料が足りなくて別のパウダーを使ったことがあったんですけど、
上がってきたものを見たら、味わいも色合いも全然違って、すぐに分かりました。
他に補填するものがない、唯一無二の原料ですね。
Q. 細部までこだわりが詰まった商品なんですね。
最後に、手に取っていただくみなさんに、どのように楽しんでほしいですか?
菊地: この「まるまるリング kids」は、ベビーベビーしていないので、
スナック感覚で親子一緒に食べられるのが魅力です。親子でその時間を楽しんでくれるといいな、と思います。

