何かを犠牲にせず、時間と心の余白を大切に【瀬尾まなほ】

子育てはうれしいことや楽しいことばかりではなく、ときには悩んだり、孤独に感じることだってあります。

家族みんなが笑顔で心身ともに健康で過ごすためにも、ときには何かに頼ることも大事。

「the kindest mama」は、育児や家事、仕事を頑張る人たちのストーリーを通じて何かに頼ることへのネガティブな想いを減らし、愛するわが子の身体と心、家族の絆をつくる食育の大切さを伝える、世の中のママパパを応援するインタビュー企画です。


今月の「the kindest mama」は、瀬戸内寂聴さんの秘書で、現在二児のママの瀬尾まなほさん。

子育て編では、一人ひとりの可能性を信じてあげることの大切さや、子育ては頑張りすぎないことも大事だというお話をうかがいました。
今回の離乳食編では、二人目育児で再び始まった離乳食への意気込みや、ご自身の食育体験についてお話をうかがいました。

子どものためだけに考えられた市販の離乳食だから、安心安全

長男のときは4か月から保育園に預けていたこともあり、はじめのお粥や野菜は自分でスタートしたのですが、そのあとは保育園に任せっきりになっていました。
働きながらだったので、大量に作ってストックしていたのですが、作るのがとにかく面倒臭くて。正直「作らなくちゃいけない」と思って憂鬱でしたね。

自分が食べるときも、人が作ったものの方が美味しいですし、できれば作りたくないというのが本音…(笑)
なので、次男も6ヶ月になってようやく思い腰をあげて離乳食をスタートしました。

今回は前回に比べて長く育休をとっているということもあり、離乳食はもちろん、もう少し自分の目でいろいろみてあげたいなと思っています。ただ、なるべく手をかけずに、自分たちの食事の延長で進めていきたいなと思っていますし、市販の離乳食も積極的に活用していくつもりです。

長男のときも外出先では市販の離乳食を使っていたのですが、冷たいものをあげるのはなんとなく味気がない気がしていて、ちょっと後ろめたい気持ちもありました。でも、企業や専門家が赤ちゃんのために考えて作っているので、その分いろんなことに気を付けてくださっていて、逆に安心で安全だなと思うようになりました。

特に手作りの工程が面倒な食材や、スーパーでは手に入りにくい食材は、市販の離乳食も頼っていきたいなと思っています。

食べることの楽しさを学んでいってほしい

小学生のときの転校先の学校が全校生徒100名くらいの小さな学校で、以前は給食センターでつくられたものが運ばれていたのですが、そこでは校内に給食室があり、管理栄養士さんもおられ、その場で調理し、出来たてを食べることが出来たんです。そのおいしかったこと!

生徒に献立のアンケートを取ったり、バイキング形式で出てきたりと、今思えば食育に力を入れている学校だったんだと思います。この日のこのメニューがおいしかった、というとそのレシピを教えてくれたり、食事の時間が楽しくて、食への興味がもてる環境でした。

家庭では、母は働いて忙しく余裕がなかったので食育に熱心ではなかったのですが、離れて暮らす祖母が調理免許を持っており、精進料理をつくったり、アレンジレシピを開発したりと料理がとても上手でした。目で楽しめるような色どりや、野菜を花の形にきったりと、時々遊びに行き、祖母の料理を食べるのが大好きでした。

家ではスナック菓子とジュースは出てきたことがなくて、母が健康のためにあえて買わないようにしていたのだと思います。

私自身、甘いものが大好きで1日3食甘いものでも大丈夫なくらい。独身時代は1日の食事の半分以上が甘いもので過ごす日もありました。結婚・出産してからは、家族のためもあるので、一日三食作って食べるようになり、苦手だった魚料理を作ったり、栄養バランスを考えたりするように。お菓子ばかりの食生活はさすがによくないなと思っていたので、今はちゃんとした普通の食生活ができている気がします。

子どもたちと一緒に私も成長していきたいです。食べることが好きでいてほしいです。

あとはこれからの時代、男女関係なく家事もできないといけないと思うので、もう少し大きくなったら一緒に料理もしたいですし、おやつも作ったりと、食べる楽しさを学んでいってほしいなと思っています。

これから離乳食をはじめる・はじめたばかりのママパパへ

特にはじめての子どもだったり、周りになかなか頼る人がいないと「こうじゃなきゃいけない」という考えがどうしても出てきてしまうと思います。

育児書などは参考になることも多いですが、どうしてもそこに書かれている通りにいかないと「自分はできていない」「自分はいい母親ではないのでは?」と感じてしまうことも。

けれど、その時々、悩んで苦しんで、わが子のことを一生懸命に考えていると思うので、「こうじゃなきゃいけない」という考えにがんじがらめにならないでほしいと思います。

世の中には便利で楽できるモノやサービスがたくさんあります。お掃除ロボットや食洗機を使っても罪悪感を感じる人は少ないですよね?離乳食も一人で考え込まずに、信頼できて安心できるものを見つけてどんどん活用していいのではないかと私は思います。

一生懸命になって何かを犠牲にするより、何かに頼って自分の心と時間の余裕を持つことで、心身の健康面でも良くなって子どもと笑顔で過ごす時間が増えると信じています。


<プロフィール>

瀬尾 まなほ

瀬戸内寂聴秘書

1988年、兵庫県生まれ。京都外国語大学英米語学科卒。卒業と同時に就職し、瀬戸内寂聴の秘書となる。読売新聞「まなほの寂庵ごよみ」、共同通信社にて全国の地方紙にて「P.S.寂庵より」にて連載中。困難を抱えた若い女性たちを支援する「若草プロジェクト」の理事も務める。現在二児の母。

著書:『おちゃめに100歳! 寂聴さん』(2017年) 、『寂聴先生、ありがとう。』(2019年)『寂聴先生に教えてもらったこと』、『#寂聴さん 秘書がつぶやく二人のヒミツ』(2022年)

▶️Instagram:@manaho_seo

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毎月19日は「食育の日」。

これから離乳食デビューする・デビューしたお子さまをもつママパパへ、今回インタビューした瀬尾まなほさんにセレクトいただいた商品などを詰め合わせた「the kindest 離乳食デビュー応援BOX(20パウチ/15,000円相当)を3名の方にプレゼントいたします。

〈応募方法〉
インスタグラム(フィード/ストーリーどちらでも可)、またはツイッターから「#赤ちゃんの食育」「@カインデストの公式アカウント」をつけて写真を投稿してくださいね♪

〈当選商品〉
瀬尾まなほさんセレクト
the kindest 離乳食デビュー応援BOX(20パウチ/1ヶ月分)

・とまとのピューレ 2パウチ
・とうもろこしのピューレ 2パウチ
・ごぼうのピューレ 2パウチ
・あかびーつのピューレ 2パウチ
・かぶのピューレ 2パウチ
・お子さまの月齢にあったおかずパウチ(初期または中期) 10パウチ

応募期間:2022年9月19日(月)〜9月22日(木)まで
※ 当選の発表は商品の発送をもって代えさせていただきます。

〈応募条件〉
• 投稿イメージ

「来週から離乳食スタート!揃えたベビー用食器や器具のお写真をパシャリ」
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など
※お子さまのお顔が写っていなくても大丈夫です。

・指定のハッシュタグ(#赤ちゃんの食育)とメンション(@thekindest_official)がない投稿は無効となります
・期間中何度でも投稿いただけますが、当選はお一人様一回限りとなります
・すでに離乳食をスタートされたお子さま(パパママ)でもご参加いただけます
・ 投稿いただいたお写真はthe kindestの公式SNSでご紹介させていただくこともございます

たくさんのご応募、お待ちしております♪

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