食事の時間を“楽しい時間”に【てぃ先生】

子育てはうれしいことや楽しいことばかりではなく、ときには悩んだり、孤独に感じることだってあります。

家族みんなが笑顔で心身ともに健康で過ごすためにも、ときには何かに頼ることも大事。

「the kindest mama」は、育児や家事、仕事を頑張る人たちのストーリーを通じて何かに頼ることへのネガティブな想いを減らし、愛するわが子の身体と心、家族の絆をつくる食育の大切さを伝える、世の中のママパパを応援するインタビュー企画です。


今月の「the kindest mama」は特別編。
テレビや雑誌などのメディアで連日活躍する現役保育士「てぃ先生」をインタビュー。
てぃ先生が考える食育や子どもと楽しく食事を進めるコツについてお伺いしました。

目的意識なく進学するのが嫌で進んだ保育士への道

おじいちゃんおばあちゃんと両親、妹と住んでいて、小さい頃はサッカー選手やパイロット、お医者さんなどいろんな職業に憧れを持っていました。

成長するにつれ、現実的になれるものを考えるようになり…。

高校生のとき、目的意識なく進学するのが嫌で専門学校への進学を目指しました。
そこで、自分が何に興味があるのか改めて考え、子どもと触れ合うことが好きだということを思い出しました。
その程度の漠然としたものでしたが、当時の僕が保育士という仕事を選ぶには十分な理由だったんです。


いざ専門学校の入学式に出席すると、同級生や先生も女性ばかり。
女性が多い業界というのは分かっているつもりでしたが、現実を目の前にすると本当にやっていけるのかとさすがに不安になりましたね(笑)
 
保育士として働き始めてからもいろんな気づきがありました。
保育園(特に公立)だと利益の最大化を求められるわけではないので、自分たちの業務が滞りなく進むよう「前年度踏襲型」になりがち。
これは保育現場に限った話しではないとは思うのですが、いろいろと非効率になることがあると実感しました。

ツイッターはそのようなことも含めて、保育現場が少しでも明るく見えれば良いなと思って始めました。
ありがたいことにメディア出演が増えるようになって。
ただ、現場にいないまま発言をするのは説得力がないと思い、今も保育園で働いています。

食育で大事なのは食事の時間

食育の重要性は多くの人が知るところで、どこの保育園でも多かれ少なかれ取り組んでいます。
食べる量を自分で決めたり、農家さんと契約して実際に収穫した野菜を使って料理したり。

ただ、何を食べているのかも重要だとは思うんですが、僕はその“時間”も大事だと思うんです。

特に家庭では「手作りじゃなきゃ」とか「添加物が一切入ってないものじゃなきゃ」とかを気にしすぎて、親御さんがイライラしたり、食事の選択肢が減ってしまったりするのは本末転倒のような気がして。

食事の時間は、みんな余裕があって笑っている。そんな環境こそが最高の食育なのかなと思っています。

子どもの食事は“楽しい”が第一

食事について悩んでいるパパママは多く、僕のところにもよく「子どもの偏食がひどい」や「どう叱れば良いか」などの質問が寄せられます。

まず前提として、家事って食事だけじゃないじゃないですか。
特に子育てはハプニングの連続。
食事の準備に時間を取られ過ぎて余裕がなくなりイライラするくらいなら、 市販のものに任せたり代行してくれるサービスに頼っちゃった方が良いと思います。

コツは子どもの年齢によっても変わってきます。
ただ共通して言えるのは、ハードルを低く、食事の第一印象が“楽しい”になることです。

2歳くらいまでの子どもに対しては、量を減らすのがおすすめ。
いきなり100%の量にすると、子どもは食べきれなかったとき、そのことが嫌な思い出として心に残ります。

極端な話、30%くらいの量だけ出して、食べられたら「全部食べられたね! おかわりする?」と聞いてあげる。
そうすれば完食したという達成感・満足感 を積み重ねることができますし、食事が終わるまで集中力も続くようになります。

お手伝いができる年齢になれば、料理に携わる体験をするのが効果的です。
お皿を並べたり、ご飯を自分でよそったり、家族の麦茶を用意したり。
レトルトのパウチを一緒に絞るだけでも大丈夫。

キャンプで作るカレーがおいしく感じるのと一緒で、自分が関わったという体験が、食事を楽しくさせるんです。

毎日頑張るママ、パパへ

子どもと同じように自分のことも大切にしてあげてください。

女性の社会進出が進んだり 、一昔前と生活が大きく変わったりする中で 、昔の当たり前を昔と同じように こなすのが無謀だということをママ、パパたちに気付いてほしいです。

食事でいうと、保育園では管理栄養士が子どもたちの栄養を計算しながら作りますが、家庭で毎日考えて作るのは大変です。

あれこれ考えすぎるとどんどん自分を追い込んでしまいます。

そういう時は市販に頼って良いんです。罪悪感も負い目も感じなくて良いんです。

その選択は手を抜いたんじゃなくて、ただ「手間」を抜いたんだということを皆さんに認識してもらえたらうれしいです。

<プロフィール>

てぃ先生

関東の保育園に勤める男性保育士。
ちょっと笑える子どもの日常をつぶやいたTwitterが人気を博し一躍有名に。
SNS総フォロワー数140万人超えは保育士としては日本一を誇る。
テレビやラジオをはじめとするメディアに多数出演するほか、育児本の出版、全国での講演活動など活躍の場を広げる。
名前の読み方は「T」先生。

▶️Instagram: @tsenseidayo
▶️ twitter : @_HappyBoy
▶️ youtube: てぃ先生

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毎月19日は「食育の日」。

今回インタビューしたてぃ先生にセレクトいただいた商品などを詰め合わせた「the kindest ママパパ応援BOX(ベビーフード10パウチ+葉酸ゼリー))を3名の方にプレゼントいたします。

〈応募方法〉
インスタグラム(フィード/ストーリーどちらでも可)、またはツイッターから「#赤ちゃんの食育」「@カインデストの公式アカウント」をつけて写真を投稿してくださいね♪

〈当選商品〉
てぃ先生セレクト
the kindest ママパパ応援BOX(ベビーフード10パウチ+葉酸ゼリー)

・お子さまの月齢にあったおかずパウチ 10パウチ
・はじまりの葉酸ゼリー 1箱

応募期間:2022年11月19日(土)〜11月22日(火)まで
※当選の発表は商品の発送をもって代えさせていただきます。

〈応募条件〉
• 投稿イメージ

「来週から離乳食スタート!揃えたベビー用食器や器具のお写真をパシャリ」
「早く離乳食食べた〜い!とみてくるお子さまをパシャリ」
「はじめてのひとさじの様子をパシャリ」
など
※お子さまのお顔が写っていなくても大丈夫です。

・指定のハッシュタグ(#赤ちゃんの食育)とメンション(@thekindest_official)がない投稿は無効となります
・期間中何度でも投稿いただけますが、当選はお一人様一回限りとなります
・すでに離乳食をスタートされたお子さま(パパママ)でもご参加いただけます
・ 投稿いただいたお写真はthe kindestの公式SNSでご紹介させていただくこともございます

たくさんのご応募、お待ちしております♪

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