ベビーフード12ヶ月頃から(1歳)におすすめ9選!失敗しない選び方とは

【この記事の監修者】工藤紀子医師
小児科専門医・医学博士。 順天堂大学医学部卒業、同大学大学院 小児科思春期科博士課程修了。栄養と子どもの発達に関連する研究で博士号を取得。 現在2児の母。「育児は楽に楽しく安全に」をモットーに、年間のべ1万人の子どもを診察しながら、インスタグラムや講演を通じて子育て中の家族に向けて育児のアドバイスを行っている。

この記事では、少しでもママ・パパの負担を減らし、『お子さまや家族との時間を増やして欲しい』という想いからベビーフードのご紹介をしています。
完璧に離乳食を進めることよりも、お子さまが一番成長するこの離乳食のタイミングを大切に楽しみながら、焦らず慌てず、大人がお子さまの成長に合わせて離乳食を進めてあげられることが一番だと思っています。

赤ちゃんが12ヶ月を過ぎると、離乳食は1日3回、肉団子くらいの固さのものを用意します。柔らかく薄味にすれば、大人の食事から取り分けることも可能になり、自ら手づかみして食べる動きも盛んになります。とはいえ、栄養のバランスについては、これまでのようにしっかりと考える必要があります。使える食材が増えたからこそ、献立に悩むというママ・パパは多いのではないでしょうか。ベビーフードをうまく活用すれば、普段不足しやすい栄養を補ったり、あまり使わない食材から栄養をとったりでき、とても便利です。
この記事では、失敗しないベビーフードの選び方と、おすすめのベビーフード9選を紹介します。

12~18ヶ月(離乳食完了期)のベビーフードの選び方

12ヶ月以降のパクパク期は、歯茎や歯で食べ物を噛むことを学ぶ時期です。
市販のベビーフードにも、さまざまな種類のメニューが立ち並びます。胃腸も徐々に成長し、大人と同じようなものが食べられるようになります。とはいえ、何でも与えていいわけではありません。
ベビーフードの失敗しない選び方として、以下のポイントを押さえましょう。

【12~18ヶ月】ベビーフードの選ぶときにチェックすべき項目
・表記:12ヶ月~または1歳!パクパク期
・形状:肉団子くらいの固さ
・原材料:アレルゲンの有無・添加物
・使う場所:外出時はレトルトパウチが便利

ベビーフードの表記は12ヶ月~または1歳!ぱくぱく期

12ヶ月以降の離乳食では、月齢に合った12~18ヶ月表記・ぱくぱく期と表記があるものを選びましょう。

離乳を目前としたこの時期には、つい「何を与えてもいいのでは?」と思ってしまいがちです。しかし、月齢が合っていないと、本人が食べづらさを感じるだけでなく、成長段階に応じた咀嚼(そしゃく)の練習ができません。また、月齢より上のものだと、味付けが濃く胃腸に負担がかかることもあります。

そのため、必ず赤ちゃんの月齢に合あわせて「12〜18ヶ月」または「ぱくぱく期」の表記があるものを選ぶことが大切です。

完了期(12〜18ヶ月)について詳しく知りたい方はこちら。
⇛記事「離乳食完了期・パクパク期(12~18ヶ月未満)の進め方は?献立・レシピも紹介」

形状と固さは? 

12〜18ヶ月の離乳食は、以下のような固さ・形状のものを用意しましょう。

固さの目安
・肉団子のような固さ
・歯茎で潰せる固さ

形状の目安
・一口で食べれるようなサイズの固形
・手づかみしやすい形

この時期の赤ちゃんは、まだ歯が生えそろっていないため、歯茎でしっかりと潰せる程度の固さにしてあげることが大切です。また、手づかみやスプーンをつかって食材を口に運ぶ練習も始めるにも適した時期のため、つかみやすい形状、一口で食べられるようなサイズのものが好ましいといえます。

参考:厚生労働省『授乳・離乳の支援ガイドhttps://www.mhlw.go.jp/content/11908000/000496257.pdf

成長に必要な栄養が取れるものを選ぶ

生後12ヶ月以降は、食事をメインに栄養を摂っていき、離乳まであと少しといった状態です。
子供の健康状態や生活習慣にも影響してくるこの時期には、栄養のバランスが取れた離乳食を用意してあげる必要があります。栄養バランスが取れた3食の食事を習慣にすることが大切です。

生後12ヶ月以降の1回の食事量の目安は以下のとおりです。

生後12~18ヶ月の1回の食事量
・穀類:軟飯80~ご飯80g
・野菜・果物:40~50g
・魚・肉:15~20g(または豆腐50~55g・または全卵1/2個~2/3個・または乳製品100g)

上記の目安量に合わせて、鉄分やビタミンなど、成長に必要な栄養素やこの時期に不足しやすい栄養素ををしっかり補えるベビーフードを活用することをおすすめします。

参考:厚生労働省『授乳・離乳の支援ガイドhttps://www.mhlw.go.jp/content/11908000/000496257.pdf

原材料を確認する

ベビーフードを選ぶときは、原材料について以下のポイントを確認しましょう。

ベビーフードの原材料をチェックするポイント
・アレルゲンは含まれているか
・添加物は使われているか

アレルゲンの食材を使用しているか

ベビーフードを選ぶときは、アレルゲンを含む食材を使っているかどうかを確認しておきましょう。
これにより、アレルゲンを含む食材を食べさせた後、もしも赤ちゃんにアレルギー反応が起きた場合、その原因を突き止めるのに役立ちます。
赤ちゃんに特定のアレルギーがあることがわかっている場合は、医師の指示に従いながら該当のアレルゲンを含むものを避けてください。

また、アルレギーリスクの高いお子さんやアレルギーについて心配な場合は、個人の判断でアレルゲン食材を避けるのではなく、かかりつけの医師に相談すると安心です。

参考:厚生労働省『離乳編』 https://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/03/dl/s0314-17c.pdf

無添加だと安心

アレルゲンの食材とともに確認しておきたいのが、食品添加物の有無です。
食品添加物は、一般的に、見た目・味・保存をよくするために使用されます。
添加物に必ずしも害があるわけではありませんが、まだ小さな乳幼児は免疫機能が低いために、食品添加物がアレルゲンとなる可能性は否定できません。

添加物が気になるのであれば、“無添加”と記載があるものを選ぶと安心です。

食品添加物は必要なものだけかをチェック

赤ちゃんの健康を守るためには、ベビーフードに含まれる添加物が必要最低限の量であるかどうかをチェックすることも大切です。
食品添加物には、以下のように目的に応じてさまざまな種類があります。

食品添加物の目的
・栄養補助(ビタミンCなど)
・色味を整える(着色料)
・食品の保存性や食中毒の防止(保存料)
・食品にうま味を加える(調味料)
・水と油を混ざりやすくする(乳化剤)

食品添加物イコール危険なもの、というわけではなく、なかには、添加物加えることで健康被害を防げることもあります。

ベビーフードを選ぶ際は、成分表示を確認し、何が添加されているのかを理解したうえで選べると理想的です。

食べる量が増えてくるので内容量は多いと安心

1歳を過ぎた子どもは、離乳に向けて1日に3回の離乳食を食べます。食べる量も増えてくるため、内容量が十分にあるベビーフードを選ぶことがポイントです。

離乳食中期や後期に比べると食べる量が増えますが、まだまだ胃が小さく少食な子もいます。
また、この時期の子どもは運動量も増えるため、1日3回の食事ではエネルギーや栄養が足りないこともあります。食事でとりきれなかった栄養は、1日1〜2回程度の間食(おやつ)で補いましょう。
ベビーフードを選ぶときは、内容量の数量やグラム数を確認して選ぶと、失敗しにくくなります。

使う場所によってベビーフードのタイプを選ぶ

どのようなシーンで使うのかに合わせてベビーフードのタイプを選ぶことも、上手に活用するためのポイントです。

ベビーフードのタイプ自宅外出・旅行先
レトルトパウチ(ウエットタイプ)
瓶(ウエットタイプ)
カップ(ウェットタイプ)
粉末(ドライタイプ)×
フリーズドライ(ウェットタイプ)×

自宅で食べさせるのか、外出先で使うのかに応じて、上記の表を参考に使い分けましょう。

【ウェットタイプ】ベビーフードの特徴
ウェットタイプのベビーフードは、調理してすぐに密封しているため、封を開ければすぐにそのまま食べられます。メニュー数が豊富な点も大きな特徴です。
ウェットタイプのベビーフードの量が多過ぎるという場合は、製氷皿に1食分ずつ小分けにして冷凍すれば、少食の子どもでも余らせることなく有効に使えます。〈冷凍保存について〉

・レトルトパウチ:調理不要で持ち運びやすい
・瓶:調理不要だが重みがあり、食後に出たゴミも処分しにくい
・カップ:調理不要で処分も簡単だが、多少かさばる
【ドライタイプ】ベビーフードの特徴
ドライタイプは調理後に乾燥させたものを、お湯を加えて戻し食べさせます。スープやペースト状のものが多く、手作り離乳食のアレンジやちょい足しに使いやすいです。

・粉末:軽くて持ち運びやすいが、お湯が必要なため外出には不向き
・フリーズドライ:軽くて持ち運びやすいが、お湯が必要なため外出には不向き

レトルトパウチは、使用する場所を選ばず便利に活用できます。外出先だけでなく、忙しい日やゆっくりしたい日、栄養バランスが気になるという場合、自宅に常備してあると重宝します。

参考:厚生労働省『ベビーフードを活用する際の留意点についてhttps://www.mhlw.go.jp/content/11908000/000464804.pdf


ぱくぱく期から始めるベビーフードおすすめ4選

ぱくぱく期といわれる12ヶ月以降の離乳食完了期に、手作り派・自然派のママやパパにおすすめできる3つのポイントを押さえたベビーフードを紹介します。

・厳選された野菜を使用
・不要な調味料・保存料・添加物は最大限不使用
・小児科医・管理栄養士・シェフ監修

【食感や風味を感じるおかゆ】マダイとシラスの中華がゆ

完了期に初めてベビーフードのおかゆを試すという場合におすすめです。天然マダイやシラスなど、成長に欠かせないDHAが豊富に含まれた中華がゆは、魚介の風味や野菜の味を堪能できます。カインデストの中華がゆは、自然栽培にこだわったお米を使用しているため、一味も二味もおいしくいただけるはずです。

マダイとシラスの中華がゆがおすすめの人
・離乳食の完了期からベビーフードを使いたい人
・おかゆを作るのが面倒な人
・子どもにDHAを摂取させたい人

10パウチが欲しい方はこちら(https://the-kindest.com/products/detail/1108)から購入できます。

【献立おためしセット】ぱくぱく期スターターセット

※内容物は変更となる場合がございます。

中華がゆと野菜を豊富に使ったおかずの献立を組めるセットです。
4種類のおかずがセットになっているため、離乳食を開始する1週間程度を進めることができます。ただし、おかゆは1組のみのため、おかゆとおかずを毎回セットで食べさせることを考えている場合は、おかゆが足りない可能性があります。おかゆをまとめ買いしておくか、手作りしておくと便利に活用できるでしょう。

ぱくぱく期スターターセットがおすすめの人
・ベビーフードの種類が多くてどれを選べばよいかわからない人
・献立を考えるのが面倒な人
・忙しくても無添加で安全なものを子どもに食べさせたい人

【主食・おかずのまとめ買いに】ぱくぱく(完了期)主食入り

※内容物は変更となる場合がございます。

主食となる中華がゆが5セットと、栄養豊富なおかずが5種類セットになっています。
トータルで栄養バランスを整えることができるため、栄養バランスのいい献立を考えるのが難しいというママ・パパにとってもうれしいセットです。
魚をメインにしたおかずが多いため、子どもの成長に欠かせないDHAも取り入れることができます。

お得な20パウチが欲しい方はこちら(https://the-kindest.com/products/detail/1154)から購入できます。

【メニューを色々試せる】ぱくぱく(完了期)詰め合わせセット

※内容物は変更となる場合がございます。

5種類のおかず2つずつ入ったセットです。
鉄分や葉酸、DHAなどの不足しがちな栄養素や扱いにくい食材を使ったおかずばかりのため、栄養のちょい足しとして1品添えたいときにも役立ちます。

ぱくぱく(完了期)詰め合わせセットがおすすめの人
・赤ちゃんの栄養不足を補いたい人
・毎日ではなく部分的にベビーフードを使いたい人

成長に必要な栄養素が入ったベビーフード5選

母乳やミルクを卒業した赤ちゃんは、食事によって必要な栄養素を取り入れることになります。
1日3食になると、毎日の栄養バランスを考えるのは大変ですが、赤ちゃんの健やかな成長のためには大切なことです。
ベビーフードを活用すれば、栄養バランスの整った食事を手軽に食べさせられます。

ここでは、成長に必要な栄養素が入ったベビーフードを5つ紹介します。

ボルシチ 

鮮やかなピンク色のビーツと豚肉のボルシチは、ビーツの甘みが子どもにも食べやすいメニューです。
ビーツには葉酸やカリウム、食物繊維が豊富に含まれています。特に、葉酸は血液や細胞を作るのに関わるため、乳幼児に積極的に取り入れたい栄養素です。

ボルシチがすすめの人
・赤ちゃんの食事に葉酸を取り入れたい人
・豚肉の臭みが気になる人

白身魚と野菜のアクアパッツァ風

国産真鯛に5種類の国産野菜を合わせ、トマトの味わいが美味しいアクアパッツァ風のおかずに仕上げました。鶏肉とかつおだしの旨みを加えることで、魚の臭みやトマトの酸味が和らぎ、食べやすくなるよう工夫しています。
鶏がらは、食塩や添加物が入っていない、鶏の骨のみから抽出したものを使用しているのもこだわりの一つです。

白身魚と野菜のアクアパッツァ風がおすすめの人
・魚を食事に取り入れたい人

鶏肉のクリームシチュー

5種類の野菜が入ったクリームシチューは、とうもろこしの甘みが感じられ、子どもにも食べやすい味です。牛乳やチーズなど、不足しがちなカルシウムも豊富に含まれています。強い歯や筋肉を作るこの時期にぴったりです。

鶏肉のクリームシチューがおすすめの人
・離乳食が進みにくいという人
・子どものカルシウム不足が気になる人

アジのつみれ煮

食物繊維が豊富な根菜と高野豆腐をアジと一緒に煮込んだつみれ煮は、アジ本来の素材の味を感じられる一品です。
脳や神経の発達に欠かすことができないDHAが豊富に含まれています。アジを離乳食として使う場合、臭みが気になりますが、ベビーフードであれば処理の手間もなく手軽に食べさせることができます。

アジのつみれ煮がおすすめの人
・あじの臭みが気になり処理が面倒な人
・子どもの食物繊維不足が気になる人
・子どもにDHAを積極的に摂らせたい人

ハンバーグと野菜のとまと煮込み

豆腐とレバーが練り込まれたハンバーグをとまとと一緒にしっかりと煮込んだ爽やかな味わいの一品です。
レバーを離乳食に使う場合、臭み取りの下処理に手間がかかります。味も独特なため、苦手な子どもが多いのも難点です。
このメニューなら、ハンバーグに練り込まれているため、レバーが苦手な子どもも挑戦しやすくなっています。

ハンバーグと野菜のとまと煮込みがおすすめの人
・レバーが苦手な子どもを持つ人
・子どもの鉄分不足が気になる人

12ヶ月以降は栄養バランスがよく美味しいベビーフードだとよく食べて安心

離乳食の完了期(ぱくぱく期)になると、食事回数は1日に3回に増え、母乳やミルクが減ることで不足しやすい栄養素も出てきます。そのため、栄養バランスの取れた食事を心がけることが重要です。

栄養バランスの整ったメニューを毎日作るのは、ママ・パパの負担が大きくなりやすく、簡単なことではありません。そのようなときは、栄養バランスの整ったベビーフードを賢く活用しましょう。

カインデストのベビーフードは、国産の有機野菜や特別栽培の野菜を使用し、不要な添加物は最大限にカットしています。小児科医や管理栄養士・シェフが監修しており、赤ちゃんの健康面・栄養面・味に至るまでこだわっているため、安心して利用できます。
定期配送をうまく利用して、不足しがちな栄養素を取り入れた離乳食を子どもに食べさせながら、育児の負担を和らげましょう。