ママが幸せになれる時間をもつことも大切【ソンイ】

2022.05.18
子育てストーリー
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食育コラムインタビュー

子育てはうれしいことや楽しいことばかりではなく、ときには悩んだり、孤独に感じることだってあります。

家族みんなが笑顔で心身ともに健康で過ごすためにも、ときには何かに頼ることも大事。

「the kindest mama」は、育児や家事、仕事を頑張る人たちのストーリーを通じて何かに頼ることへのネガティブな想いを減らし、愛するわが子の身体と心、家族の絆をつくる食育の大切さを伝える、世の中のママパパを応援するインタビュー企画です。

今月の「the kindest mama」は、モデルやインスタグラマーとして活動しながら、女性のライフスタイルに寄り添うブランドをプロデュースしているソンイさん。

3歳の男の子のママでもあり、インスタグラムやYouTubeで子育てに関する情報を発信。
「頑張りすぎずに、ママが幸せになる時間をつくることが大事」というソンイさんにSNSとうまく付き合う大切さや、悩みを打ち明けられる存在をつくる大切さについて、お話をうかがいました。

Contents

大好きだったメイク・ファッションの発信から、ライフスタイルの発信へ
双子の姉は頼れる最強のママ友
悩んでいるのは、自分ひとりだけじゃない
働くママとして、女性のライフスタイルに寄り添うブランドをつくっていきたい

大好きだったメイク・ファッションの発信から、ライフスタイルの発信へ

私は両親が中国人で、生まれ5歳まで中国で生まれ育ちました。

3歳ぐらいのときに、日本で生活をスタートさせるため先に両親が日本へわたり、約2年間祖父母のもとで育てられたんです。私には双子の姉がいるのですが、父方と母方の祖父母へそれぞれ預けられたので、会うのは年に1〜2回でした。

日本へ来たときは、言葉が全く話せなかったのですが、そんな不安よりも家族みんなで暮らせるんだ！という嬉しい想いの方が強かったのを覚えています。当時の友だちに聞くと、ずっと姉妹でくっついていたと言われますが（笑）、徐々に日本での生活にも慣れ、言葉も話せるようになって友だちも増えました。

高校生のときに、メイクやファッションが大好きで、雑誌の裏面によくある読者モデルの応募ページをみて応募したところ、スナップ撮影の企画に呼んでもらえるように。そのあと、POPTEENのレギュラーモデルとして出させていただき、いくつかの雑誌に出させていただくようになりました。

26歳で結婚し、29歳で出産してからは、モデル業はもちろん、インスタグラマーとしてのお仕事をやらせていただく傍ら、「SWU」というブランドを立ち上げました。自分がつくりたい商品のイメージをデザイナーさんと一緒に形にしたり、生地や素材選びなど、商品のプロデュースをおこなっています。

双子の姉は頼れる最強のママ友

今こうして仕事と育児を両立できているのは、家族であり、ママ友であり、親友でもある双子の姉のおかげです。

姉には小学生になる上の子と、息子と1学年差の下の子がいます。なので、子育ての悩みを聞いてもらってアドバイスをもらったり、何かあったら情報交換しあったりします。昔よりも結婚・出産してからの方が密に連絡を取り合うようになりました。

また、息子が小さいときから仕事など予定があるときは一時保育も定期的に利用していました。息子自身も集団生活でいろいろなことを学んでくるんですよね。
この間も入学シーズンで、保育園に登園するのが早いのかな、寂しい思いをさせていないかな、と悩まれているママさんからDMをいただいたりもしました。私もはじめはそう感じていたときもありましたが、今振り返るとお互い得るものが大きかったなと思っています。

ママの友だちも多いのですが、「こんなことで相談していいのかな」「自分だけが悩んでしまっているのかな」と心配で、悩みをなかなか打ち明けられずにいました。

だから身近な人に限らず、打ち明けられる人やサービスを見つけて頼ることはとても大事だと思っています。

悩んでいるのは、自分ひとりだけじゃない

妊娠初期はつわりはそんなにひどくはなく、仕事も普通にして、充実した日々を送っていました。

でも後期に入った頃から、体型の変化や妊娠していることで、どうしても制限されてしまうライフスタイルの変化に対しての不満や不安が一気に押し寄せてきて、一時メンタルが不安定に。そのときは夫と話し合うことで、少し気持ちが楽になったのもあるのですが、SNSに「こういうことがあった」ということを投稿すると、フォロワーさんから励ましの言葉や、「私も同じです」といった共感コメントやDMをいただいて、すごくそれが支えになったんです。

私がSNSを通じて子育てに関することも発信しているのは「悩んでいるのは自分ひとりじゃない」と思ってもらいたいから。

ネットやSNS上に上がっている情報はすべてが正しいわけでもなく、ときには不安になったり、人と比べてしまう材料となってしまうこともあります。でも、情報を取捨選択してうまく活用すればそれが支えになることもたくさんあると思っています。