育児中に見える景色や視点はそのときしか楽しめない【村上 萌】

子育てはうれしいことも、楽しいこともたくさんですが、ときには悩んだり、孤独に感じることだってあります。

特に離乳食期は、やることもうまくいかないこともたくさん。

「自分だけが悩んでいるのではないか・・・」
そう感じてしまうこともあると思います。

だけど、頼ることは決して恥ずかしいことでも妥協なんかでもない。
憧れのあの人だって、同じように悩み、周りにサポートしてもらいながら育児をしています。

「the kindest mama」は、ひとりひとりのストーリーを通じて、何かに頼ることへのネガティブな想いを減らし、子どもと笑顔で過ごす時間が増えることを願った、これから離乳食をはじめるママや世の中のママみんなを応援するインタビュー企画です。


今日の「the kindest mama」はママでもあり、株式会社ガルテンの代表を務める 村上 萌さん。

ライフスタイルWEBマガジン『NEXTWEEKEND』では、#週末野心 をテーマに、次の週末に取り入れたい理想の生活を提案しています。

現在は、ご自宅がある長崎と会社がある東京の二拠点生活をしながら、子育てと仕事を両立している村上さん。
「真面目な母親像に縛られない」ことで、育児も仕事も楽しんでいるという村上さんに、違った視点から子育てを楽しむ大切さについてインタビューしました。

大きな夢がなくても、次の週末にやりたいことがある人生ってすばらしい

会社を立ち上げたのは、24歳のとき。

就活の時から付き合っていたアスリートの夫が、移籍もあって場所を転々としていく中、「どうやったらこの人と一緒にいながら自分の好きなことを続けていけるか?」と考えていくうちに、場所に根付いた仕事だとダメだ、と思ったのがきっかけです。

ライフスタイルメディア『NEXTWEEKEND』は、何ヶ月後、何年後とか、そういった先のことではなく、来週の週末の理想の過ごし方を提案しています。

自分のやりたいことを“いつか”と先延ばしにしてしまっている人があまりにも多く、「実はそれ“次の週末”にできるよ!」と背中を押せる存在でありたいと思っています。
それと同時に、私自身、これまで大きな目標があったわけではなく、そのことに悩んだ時期もあったんです。

だけど、それでもいい。壮大な夢がなくても、次の週末やりたいことがある人生ってすばらしいことなんだ。小さな”やりたいこと”を実現させる、その積み重ねが人を幸せにする。そういった想いを込めて立ち上げました。

娘が生まれてからも、北海道、大阪、長崎と移り住み、新型コロナが流行する前は月に1度は東京にくる生活をしていましたが、その時・その場所でどう娘の日常をつくるか?ということにも意識していました。

私も夫も実家は東京なので、東京で仕事をするときは、両親や親族に育児のサポートをしてもらっています。自社メディアがある分、プライベートも割とオープンなので、みてくれた人が声をかけてくださることも。

また、娘にもしっかり伝えることが大事だと思っています。
私が二拠点生活することで、同じように東京に行き来する娘が、「きっと小さいから理解ができないだろう」と決めつけずに、「なぜここにいるのか」をきちんと説明するよう心がけています。

真面目な母親像に縛られない

もちろん、娘が生まれてからは、出産前と全く同じというわけではありません。

自分の好きな時に、好きなことをできていたのが、子育てをはじめて時間に制限もできました。
他の人たちが打ち合わせや会食をしているのを、遠くに住んでSNSだけ見ていると、「遅れを取ったらどうしよう・・・」と不安に思うこともありました。今はコロナ禍でリモートワークが当たり前になったので、そういった気持ちもリセットされた気がします。

目の前のことだけに向き合うと「育児ってしんどいな」と思ってしまいがちです。「これでいいのかな」と、バリバリ働いていた育休中のママさんは、特にそう感じてしまうかもしれません。

だけど今は“人生100年時代”といわれていますし、100年のうち子供に手がかかっている期間って、そんな人生の中でものすごく短いんですよね。育児をしている今しかみえない景色や体験があるんだと思えば、大変なことでも楽しめたり、気持ちが楽になることもあります。

子どもを通してみる社会は希望に満ち溢れていると思いませんか?スケジュールがあるわけではなく、ただ全力で今を楽しんでいるなと思います。

子どもと向き合うことで、自分をもっと知れることもあるし、結果それが仕事でもいい影響を与えてくれている気がします。

私は、プライベートも仕事もオープンにしていることもあって、前提の理解があるため周りにサポートしていただきやすいこともありますが、それが難しくても今は便利なモノやサービスがたくさんあります。

我が家は夫がアスリートですし、どうしても食事は彼中心になります。そうなると娘の食事にまで気が回らないこともあるんです。だけど「しょうがない」と思っていると、その積み重ねが娘の身体になってしまう。

「あ、今日は無理だ・・・」と思った日に無理やり頑張ると、いろいろと悪循環なので、そういう時はストックしているベビーフードを重宝するようになりました。あるだけでこんなに心と時間のゆとりができるんだ、と今更ながら思います。

今は食材にこだわったものや、栄養バランスまで考慮されたものもたくさんあるので、子どものご飯がおざなりにならずに罪悪感なくあげられるのもいいですよね。

すぐに頼れるものが身近にあるのはすごく心強いです。

子育ての相手は、”人”です。TO DOリストを作っても、うまくいかないことは日常茶飯事です。
そんなとき「自分はダメだ」と思わずに、リセットする。必要なときは周りに頼ることも大事だと思っています。

一人ひとり違うから、本音で向き合って支え合うことが大事

私が職場で大切にしているのは「社員が安心できる場づくり」。

会社ではじめて出産したのが自分だったのですが、今は社員の半分以上がママ。
でも一言で”妊婦”と言っても、人によって体調などは違います。だからこそ、一人ひとりが今どんな状況なのかが分かれば、周りもサポートしやすくなります。

普段からプライベートもオープンにしやすい雰囲気づくりを心がけ、状況にあわせて制度も整えてきました。

例えば、私の場合はつわりがあまりなかった分、妊婦のとき毎日すごく眠たかったんですよね。
その経験から、お昼寝タイムが取れる「シエスタ制度」を導入。また、検診も遅刻や休み扱いなどにならないように、月2回まで業務時間中の通院を可能にしたりしました。この制度を社員全員に適用にすることで、妊婦さんだけ”特別扱い”にならないようにし、みんなが納得してサポートし合えるようにしています。

コロナ禍に突入して、今はフルフレックス・フルリモートになりましたが、その前提もあるので、カレンダーに「病院」だけでなく、「友達とランチ」や「美容院」などの予定を入れやすい空気はあると思います。

育休は大体1-2年前後とる方が多いと思うのですが、その時期ってまだまだ小さくてかわいいし、一番手もかかります。
そんな大切な時間を割いて働いているからこそ、仕事に対して「何のためにしているんだろう?」と感じてしまうととてもしんどいです。だからこそ、自分の想いを周囲に伝えて、必要なときはお互いにサポートし合うことが大事。そうすることで、仕事もプライベートもいい循環が生まれたらいいなと思っています。


トツキトウカを経て、ついに我が子と対面。
幸せが溢れてくる一方で、寝れない日々が続き、心も身体もあっという間にボロボロに。

そうこうしているうちに、もうすぐ離乳食がスタートしてしまう。
子どものことを考えると手作りがいいと聞くけれど、目の前のことで一杯一杯で手も頭も回らない。
子育ては嬉しいことや楽しいことだけでなく、時には悩んだりつらいと感じることもあります。

だけど、あなたが求めれば、すぐそばにはいつでもサポートしてくれる家族、友人、同僚、自治体がいます。
使うだけで、ストレスや育児の負担が軽減するモノやサービスもたくさんあります。

頼ることは決して恥ずかしいことでも妥協なんかでもない。

「the kindest」は、子育ての悩みにいつでも寄り添い、少しでもあなたの負担やストレスを肩代わりすることで、愛するわが子と笑顔で過ごす時間を増やしたいと願っています。

「the kindest mama」profile

村上 萌
株式会社ガルテン代表取締役NEXTWEEKEND代表

「季節の楽しみと小さな工夫」をコンセプトに掲げるコミュニティメディア、NEXTWEEKEND代表。ウェブサイトの運営を始め、連動した雑誌の刊行や週末イベント、ECストアの運営、その他空間や商品などのプロデュースを手がける。
コーヒースタンド「GARTEN COFFEE and seasonal wishes」を東京・神宮前のオフィスに併設。
著書に「カスタマイズ・エブリデイ」「深夜の、かけこみ横丁」「受けつぎごと」雑誌「NEXTWEEKEND」「週末野心手帳」など。
横浜市出身。結婚を機に神戸・札幌・大阪と移動しつつ、2021年より長崎在住。

インスタグラム :  @moemurakami_


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〈応募方法〉
① 下記のフォームを入力
https://forms.gle/WWmKdYDtwArgVyyr6

② ①に記載のInstagramアカウントから、ストーリーズまたはフィードにて「#カインデスト」「#離乳食デビュー」「#赤ちゃんの食育」をつけて、離乳食スタートへの意気込みを投稿

※どちらか一方が抜けている場合は、応募完了となりませんのでご注意ください。
※ 必ずフォームに記載のアカウントよりご応募ください。

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